小学校教諭一種免許状、幼稚園教諭一種免許状と、保育士の国家資格の取得を学びの基本とします。4年制大学ならではの充実したカリキュラムと豊富な実習によって、専門性と実践力を身につけることができます。
音楽が好きな人はリトミック、身体を動かすことが好きな人はレクリエーション・インストラクター、こどもの遊びについて関心がある人は児童厚生員、赤ちゃんが好きな人はベビーシッターと、さまざまな資格に対応した科目があります。
児童文学・絵本研究の伝統の中で形成されてきたカリキュラムによって、教員としての豊かな人間性をはぐくみ、こども理解を深めます。また、学びの成果を産学連携授業で発表することにより、社会的な意味を確かめることもできます。
こどもたちに向きあうために必要な、こどものこころ、文化、本について学び、こども学の基礎を身につけます。保育の本質的な原理原則や保育者の専門性についての学びもはじまります。
保育現場での実習が本格化します。音楽や造形など、こどもの感性をはぐくむ上で不可欠な知識や技能を習得するとともに、こどもへの絵本の読み語りなどの演習をスタートします。また、小学校教諭の専門科目の学びもはじまります。
児童福祉施設での現場実習を通して、特に支援が必要なこどもとの関わり方を身につけていきます。興味・関心に応じた資格科目の履修も行います。また、小学校教諭に必要な、各教科の指導法など、応用力を身につけます。
前期は教育実習(幼稚園もしくは小学校)に取り組みます。後期は4年間のまとめとして卒業論文・卒業制作を完成させます。さらに、大学からのサポートのもと、就職先内定に向けての活動を行います。
こどもに関する専門的な知識を土台にし、「創作」「音楽」「体育」といった「表現」の分野もバランス良く 学びます。さらに、「こどもの本」について、読み聞かせの技術と知識を習得します。この4年間の学びによって、健康で感性豊かな心優しいこどもをはぐくむことができる保育士や幼稚園教諭を育成します。
教員は人間の成長に直接関わることのできる魅力ある職業です。本コースでは小学校における学習指導や生徒指導とともにその土台となる幼児教育について、実践的、体系的に学びを深めます。また大学での学びと関連して、現場での体験活動や教育実習を通して、幼児・児童に対する教育的愛情、人間性や実践力等の資質・能力を備えた教員を養成します。
子どもたちの発達を音楽の力で援助するための知識や技術を習得します。音楽療育の理論と実践について学修することで、音楽を通した特別支援教育について、専門性の高い即戦力を身につけた実践現場に強い保育士や教諭を育成していきます。
こどもたちの発達を音楽の力で援助するための知識や技術を持つのが「音楽療育士」です。一人ひとりの個性を育む指導法の一つとして注目されています。理論と実践の両面から理解を深めていきます。
資格を取得するためには必ず実習に行きます。1年次は3日間の「幼稚園現場体験」、2年次は保育所や児童館、障がい児通所施設での実習、3年次はこどもの福祉施設での宿泊実習を行います。また、約3週間の教育実習(小学校もしくは幼稚園)があります。実習に向けての準備はたくさんありますので、心配や不安が大きいかもしれません。こども教育学科ではすべての実習指導において少人数制クラスを実現しています。質問をしやすい学習環境で、充実した実習に向けての準備を進めます。
ピアノが初めてでも大丈夫です。こども教育学科は他の大学に比べて珍しく、3年生まで全員がピアノの授業を必修科目で勉強します。入学後はバイエルなどの教則本から学習するのではなく、読譜に必要な音読みやリズムを学習しながら、保育教材「生活のうた」からはじめます。アシスタント制度も導入しており、授業中の指導はもちろん、授業の空き時間に個人レッスン室で練習もできて、ピアノが上達する環境が整っています。
保育士資格、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状がすべて取得できます。さらに、音楽が好きな人はリトミック、こどものあそびについて関心がある人は児童厚生員、赤ちゃんが好きな人はベビーシッターと、様々な資格に対応した科目があります。
就職で大切なことは、より多くの現場にふれ、見識を深めることにあります。そのため施設見学をはじめ、児童とふれ合うことができるインターンシップや保育ボランティアなどへの積極的な参加を推奨しています。
こども教育学科には児童文学や絵本への研究実績が多数あります。自分で絵本を製作したり、作品研究をしたり、読み聞かせの実際を学ぶなど、長年の歴史に培われた授業がたくさんあります。保育の中でどのように絵本を用いるのかなど、より実践的なことを学べます。
学生が学業の集大成として制作した絵本を、一般に公開しています。構想から製本まで学生が一人で作り上げるオリジナル絵本は、手作りのぬくもりと4年間の学びにあふれた一作。グランフロント大阪で展示を行っています。
こども教育学科では、小学校教諭免許状、幼稚園教諭免許状、保育士資格の取得に必要な実習を次のように行います。小学校は茨木市・高槻市の公立学校と、幼稚園・保育所は「自然体験」や「物語体験」の教育に力を入れている教育・保育施設と連携しています。なお、小学校教諭免許状の取得希望者は、教育実習の他に社会福祉施設で5日間、特別支援学校で2日間の介護等体験を行います。
実習名 | 実習先 | 実習期間 | 実習内容 | |
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1年 | 幼稚園現場体験 | 幼稚園または小学校 | 9月中 3日間 | 3日間集中で幼稚園もしくは小学校観察実習を行います。 |
2年 | 保育実習Ⅰ | 保育所 | 夏休み中 10日間 | 保育所やこども園で、保育の基礎を学びます。 |
保育実習Ⅱまたは保育実習Ⅲ | 保育所 | 春休み中 10日間 | 保育所やこども園で、保育の指導力を身につけます。 | |
保育実習Ⅱまたは保育実習Ⅲ | 通所施設 | 春休み中 10日間 | 児童館や障がいのあるこどものための施設で、実習を行います。 | |
3年 | 保育実習Ⅳ | 入所施設 | 春休み中 10日間 | 児童福祉施設において、様々な年齢のこどもへの支援を体験します。 |
教育実習 | 幼稚園または小学校 | 前期 3週間 | 幼稚園もしくは小学校で、3週間の教育実習を行います。 こどもと向きあう先生になるための、最後の関門です。 |
(2023年度)
教員採用試験の突破をめざして、小学校や教育委員会に長年勤めた本学教員たちが中心となり、一年生の段階から採用試験対策講座を開催しています。過去の試験問題の解説や面接の練習はもちろん、教育現場で働く先輩教師たちとの交流も行っています。「教師になりたい」みなさんの夢を全力で応援します。
「楽しく学べる英語教材」の商品化をめざし、学内でのプレゼンテーションを見事勝ち抜いた1チームが発案した「へんてこアニマルカードゲーム」が完成! 各27枚の「まえのカード」と「うしろのカード」を組み合わせると、表面ではイラストが、裏面では英語のスペルが表示される。間違った組み合わせも楽しみながら、英語を学ぶことができる。
企業COMMENT
斬新で楽しい企画をたくさん立案していただき、みなさんのアイデアの豊かさ、引き出しの多さに授業のたびに感動していました。「こどもたちが楽しさをきっかけに学びを大好きになる商品づくり」をテーマに、これからもたくさんの商品をデビューさせていきたいと考えています。一緒に取り組んでいきましょう。
学生COMMENT
私たちの案が商品化されたことを聞いて、非常に驚き、また同時にうれしく思いました。自分たちで商品を企画し創意工夫することの楽しさ、おもしろさを知る良い経験になりました。こどもたちが商品で夢中になって遊んでくれた姿が印象的でした。ルールがわからないくらい小さな子でも、絵合わせをするなど自分なりの遊び方を楽しんでくれて、こちらも「そういう遊び方もあるのか」と参考になりました。このカードは、間違える方がおもしろくて、遊びながら正解を学んでいけるところが魅力。今後もより多くの方にゲームに親しんでいただきたいと思います。
担当教員COMMENT
商品化を実現したチームは、早い段階から「かわいいイラスト」「ことば遊び」「さまざまな楽しみ方」をキーワードに挙げていました。しかし、全てを学習教材に盛り込むことは難しく、最後まで試作と議論を重ねていた姿が今でも印象に残っています。コロナ禍により、2020年度の学生はオリエンテーション、グループミーティング、プレゼンテーションの全てをオンラインで実施するという初の試みに挑戦しました。素材のコストや価格設定など、企業ならではの視点を学ばせていただき、貴重な経験ができた授業になりました。
藤田佳久教授、﨑野温代教授、目久田純一准教授
不織布、モール、メッセージカードが入った工作キットで、贈り物用のカーネーションメモスタンドをつくることができる。不織布はすぐに工作できるようにカットされているので、小さなこどももハサミを使わずに取り組めるところが魅力。工作するこどもはもちろん、プレゼントしてもらう保護者にも喜ばれそう。
学生COMMENT
学科の学びをいかして、対象年齢である幼稚園から低学年のこどもにとって、難しすぎず、簡単すぎない内容になるように工夫しました。
ふわふわの粘土で指輪やヘアピンなどのオリジナルアクセサリーをつくることができるセット。星やハートなどのシリコン型がついているので、小さなこどもも簡単に楽しむことができる。保護者の後始末が楽なよう、「色つき粘土」を使うことにもこだわった。
学生COMMENT
こどもたちが楽しくモノづくりに親しめるように工夫をしました。また、誤飲の危険性など、安全面にも気を配りました。
「おかいものシールブック」は、棚にならぶ商品の形をしたシールを、お買い物かごに移動して、お買い物ごっこを楽しむ商品。シールは大きめで、簡単な形をしているので、まだ指の巧緻性がそれほど高くないこどもも遊ぶことができる。シールのキャラクターが動物なのは、女の子だけでなく男の子にも楽しんでもらうための工夫。
学生COMMENT
教育的な要素を出しすぎず、遊びの要素を強くしようと心がけました。アイデア出しをするのは難しかったですが、挑戦してみてよかったです。
NIFREL×梅花女子大学
エキスポシティ内にある新感覚水族館ニフレルにて、毎年こども教育学科の学生が絵本の読み聞かせイベントを行っています。館内でこどもたちが実際に水辺の生きものたちに親しむと同時に、おはなしの世界の中でも生きものたちと楽しむことをコンセプトにした、他の場所では味わえない読み聞かせイベントです。
未来屋書店×梅花女子大学
未来の絵本作家を応援したいと考えるイオングループの未来屋書店。グランフロント大阪「The Lab.」の梅花女子大学ブースでの出会いをきっかけに、児童文学や絵本の教育で30年以上の歴史を有する学科の取り組みに共感いただき、コラボレーションがスタート。現在は「あたらしい創作絵本大賞」への協賛を受け、大賞作品の出版・販売など取り組みを継続しています。
4年間の学びの集大成として制作するオリジナル絵本。
絵やストーリーはもちろん、製本まで学生自身が手掛けた、世界でたった1冊の絵本をWebで公開中です。
作者自らが朗読し、手作り絵本のぬくもりあふれる世界をご覧いただけます。
認定こども園などの幼保一体化施設が増えることにより、幼稚園教諭一種免許状と保育士資格の併有が必須となりつつあります。
本学では、こどもの理解と保育力をより深めるために、保育士資格と幼稚園教諭一種免許状との併有を勧めています。
乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、知的障害児支援施設など
本学では、こどもの理解と保育力をより深めるために、保育士資格と幼稚園教諭一種免許状との併有を勧めています。
こども教育学科で学んだ後に本学大学院児童文学専攻(修士・博士課程)へ進学
海外のこども文化とその歴史にふれて、見聞を広めるとともに、現地の保育・教育・子育て事情などについても学びます。
※2019年度の実施例です。
※スケジュールは変更になる場合があります。
2019年度はイタリアで研修を行いました。レッジョ・エミリアやモンテッソーリ教育法といったこどもの主体性や遊びを大切にする保育方法を本場で学び、ヴェネツィアの児童養護施設では親子への支援方法を学びました。もちろん、研修の合間には観光や美味しいものが盛りだくさん!とても充実した1週間でした。
ペットビジネスの現場で必要とされる動物看護及び病気の知識、介護の専門知識を実践を交えて幅広く学びます。
犬などのペットの生態をはじめ、ペットとの社会の関わりの他、動物愛護や管理に関する法律なども学習します。
食事やトイレのしつけ、トレーニング方法を習得します。
一般社団法人 日本ペット技能検定協会認定「動物健康管理士」となります。
「動物介護士」「ドッグシッター」のライセンスも同時に取得可能です。
恵まれた学びの環境をフルに活用し、教育者としての第一歩を踏み出して。
こどもたちを取り巻く環境が大きく変化する中、保幼小接続期の「 学びに向かう力 」「 人間性 」の育成が一層重要視され、今まさに、こどもの育ちを支える保育・教育のスペシャリストが求められています。
本学科では、実績のある保育士、幼稚園教諭の資格免許とともに、小学校教諭一種免許の取得が可能となり、キャリア選択の幅が一段と広がりました。少人数でのきめ細かな指導を通して、より深くこどもの育ちの連続性や教育に関する専門知識が学べ、模擬授業など体験的な学びを通して、現場で通用する実践力を磨くことができます。また、教員採用試験対策など、教職を志す人のためのサポート体制( 教職チャレンジ塾 )も充実しています。こどもへの深い愛情と情熱をもって『 こども教育のスペシャリスト 』をめざしましょう。
梅花女子大学
こども教育学科
学科長 﨑野 温代 先生
こども教育学科の、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭等の資格・免許状を取得する課程では、こどもの成長に関わる理論と実践力を身に付けるとともに、一人一人のキャリア形成に向けたサポートを行っています。子どもたちの健やかな成長に直接的に関わることは、次代を担う人を育てることにつながります。梅花女子大学での学びを土台に、未来にチャレンジする皆さんをお待ちしています。
梅花女子大学
こども教育学科
教授 藤田 佳久 先生
赤ちゃんは、見つめられ優しく声を掛けられることが大好きです。その繰り返しのなかで信頼感を得、挑戦する気持ちをはぐくんでいきます。近年、視線が合わない、言葉、手の発達が月齢に追いついていないと感じる乳幼児が増えています。原因はスマホです。「これを持たせると大人しくなるから…」と安易に手渡すことの危険性に、私達大人は早く気づかなければなりません。赤ちゃんの目を見つめ、心を込めて接する大切さを共に学んでいきましょう。
梅花女子大学
こども教育学科
准教授 花房 ナオミ 先生
みなさんは、大学生活に何を期待しますか?大学における4年間は、社会に羽ばたくための4年間です。みなさんの人生を方向付けるといってもいいでしょう。こども教育学科では、保育士、幼稚園、小学校教諭をはじめ、こどもに関するさまざまな資格を取得することができます。いわば、こどもについてのスペシャリストになることができるのです。こども教育学科は、こども学科として2010年にスタートし、多くの先輩が専門職として活躍しています。あなたも、私達と一緒に、自分の可能性を追求しませんか?
梅花女子大学
こども教育学科
教授 井元 真澄 先生
大学生活で印象に残っている授業は、小学生の前で絵本の読み聞かせをさせて頂いた事です。子どもたちの反応に直接触れる事で、結果”こうしたらよかったのでは”など自分の至らないところを発見する事が出来ました。仕事をする中で、子どもたちの思いを上手に汲み取れない時などは、やるせない気持ちになります。しかし、子どもと日々過ごす中で徐々に子どもの気持ちを理解できるようになりますし、子どもたちが話せなかった言葉を話せる様になると共に嬉しくなります。子どもの成長を間近に実感できることが施設職員のやりがいだと私は思います。保育士の活動の場はたくさんあります。これから学ぶ中で1番あう職種を楽しく!探してください!
今は、幼稚園の先生として年少組の担任をしています。私の働く園では、子ども達の主体性をとても大切にしており、子どもが「やりたい!」と思ったことを思いっきり楽しめるような環境や保育を意識しています。この様な保育環境を創るのは難しいですが、悩んだ時は授業で学んだ幼児体育を思い出します。「子どもの目線になり気付く」を心がけて、子ども達のちょっとした発言や興味を見逃さず保育の中に取り入れる様に日々努力しています。また、子ども達と共に新しい発見をしながら一緒に楽しい!を沢山感じながら、より良い保育を目指しています。子ども達と一緒に日々成長できる事が幼稚園教諭の魅力だと、私は思っています!
現在、私は0歳児の担任をしています。一人ひとりの性格や発達が異なるので、その子どもにどのような声掛けや関わりをしたらよいのか、またどんな遊びや制作を展開していけば良いか、試行錯誤しながら保育をしています。毎日、大変忙しいですが"歩けるようになった""しゃべれるようになった"等、子どもの成長を身近に感じ、できたことの嬉しさを共有できることにやりがいを感じています。保育では経験することが大切なので、みなさんも失敗を恐れず様々なことに挑戦して、自分なりの関わり方を見つけて下さい。得意なことがあると、コミュニケーションの1つにもなるので特技を持っておくこともいいと思います。大学で楽しく学んで自分の保育を見つけて下さいね。
本当は幼稚園の先生をめざしていたのですが、趣味のキャンプをいかした「キャンプカウンセラー」で小学生と関わるうち、「小学校の先生になりたい!」とひらめき、方向転換しました。算数から体育まで幅広い力が求められる小学校教諭。当初自信はありませんでしたが、過去の試験問題などを少人数で教えてくれる大学独自の「チャレンジ塾」や、何より先生たちの「あなたならできる」という言葉に背中を押されました。採用のポイントとなる面接の練習も、自分自身が納得するまで、いろんな先生に付き合っていただきました。結果、小学校教諭一種免許のほか、幼稚園教諭一 種も取得できました。梅花女子大学じゃなければ、こんな結果にならなかったと思います。大学で出会った先生たちのように、私も、こどもたちに「あなたならできる」という力強い言葉で背中を押す教諭になろうと心に決めています。
正直に言います。梅花女子大学は第一志望ではありませんでした!(笑)でも、就職先は第一志望に合格しました。いまは心から「梅花で良かった!」と思っています。大学に感謝しているのは「授業+α」の部分です。たとえば、保育士に欠かせないピアノの力。苦手意識があったのですが、授業「外」でも、先生が熱心に指導してくれました。ピアノは自分では弾けていると思っても実はリズムがずれていたりと、客観的な意見がとても大切です。また、保育園の実習時、先生も見にきてくれて、こどもとの関わり方で迷いがあった自分を見抜き、わざわざ電話で「ああいった時は、もっと〇〇した方がいいよ!」と的確なアドバイスと、励ましをいただきました。どの先生も「授業だけしておけばいい」という考えではなく、「+α」の部分にすごく力を入れていました。だから自信をもって、第一志望の保育園の試験に臨むことができ、合格できたと思っています。
妹が2人いて、年下のいとこたちに囲まれ…という環境の中、小学生の頃には「幼稚園の先生になる!」と決めていました。大学は少人数、資格をたくさん取れそうで、かつ美しいキャンパスが印象的だった梅花女子大学に決めました。一番印象に残っている授業は、やはり4年生の実習。約3週間、幼稚園で過ごすため「大好きなこどもたちと一緒にいられる!」と張り切っていたのですが、こどもたちの力をどう育んでいけば良いかという「指導案」を作らなければなりません。頭の中では「こうしたい」と思っていても、それをいざ文字にするとなると別の力が必要です。先生の指導を受けながら文字にするうち、楽しいだけじゃない、幼稚園教諭という責任の重さを実感しました。梅花女子大学は、試験対策の「チャレンジ塾」や、授業に集中できる環境が整っていて、自分自身、気づけば「幼稚園教諭一種」の免許のほか、「保育士」「ベビーシッター」「リトミック指導資格1級」と、こどもに関する資格を取得することができました。こうした資格を軸に、いろんな角度からこどもの成長を見守る教諭になれればと思います。
保育士になるか、先生になるか。いろいろ考えていた時、「社会的養護」という授業で、事情により親と一緒に住むことができない2~18歳が住む「大阪水上隣保館」の存在を知りました。実習で行くうち「ひとり一人と向き合う仕事がしたい」との思いが強くなり、職員をめざし合格しました。まさに「社会的養護」という授業が私の生き方を大きく決めたわけですが、ある先生の授業も心に残っています。映画を見て、主人公の気持ちを想像し、みんなで話し合うという内容です。様々な意見を聞いた先生が最後に「どれも間違いじゃない!人の気持ちに正解はない」と話し、衝撃を受けました。そうだ、その通りだ。これが正しくて、これが間違っている。そういう線引きを単純にせず、まずはこどもの話を聞き、じっくり寄り添える職員になりたいと思います。
大学での学びのほか、学童保育のアルバイト、小学校のボランティアで実践力を鍛えました。こどもとともに成長できる先生をめざします。
学習支援ボランティアやテニスのインストラクターなどの指導経験をいかし、楽しい学校生活を送れるよう全力で児童をサポートしていきます。
梅花ではチアリーディング部に所属。メンタルの強化と文武両道を実践した経験が評価され、自分の出身園から内定をいただけました。
園児一人ひとりに最適な保育が行えるよう、卒業論文のテーマである障がい児保育についても知識を深めたいと考えています。
夢を叶えるため、児童館でのアルバイトで実践力を鍛えました。児童厚生員として、地域の子育て支援に貢献していきたいです。
自分の世界を表現し、海外でも活躍する絵本作家に。
絵本作家として、絵本の制作や展示会などを行っています。幼い頃から絵を描くことが好きで絵本に関心もあったので、大学在学中も絵本の制作に明け暮れていました。絵本や児童文学について学び、多くの良い作品に出合えたこと、また産学連携企画で仕事に対する責任感を学んだことは現在にも良い影響を与えてもらっていると思います。思い描いた世界を絵本にうまく表現できた時や、それが伝わった時、こどもたちが楽しんでくれた時はやりがいを感じます。これからも絵本を作り続け、国内外問わず活躍できる作家をめざします!
原稿を執筆する前にファンレターのお返事を書くのが習慣です。
児童文学を中心に、単行本や文庫本の執筆をしています。作家デビューしてから書いた作品は100冊以上。本を読んだこどもたちから届く手紙がエネルギー源ですね。毎日、執筆の前に必ずお返事を書くようにしています。
母校の梅花で講師として学生と触れ合っています。
作家として執筆する傍ら、絵本教室の講師、梅花をはじめとする大学の講師をしています。作家業では、絵本から大人向けの小説まで幅広い作品を執筆。2016年には母の認知症の介護をもとに書いた『ばあばは、だいじょうぶ』を出版。第63回青少年読書感想文コンクールの課題図書にも選ばれたんです。梅花では、週に1回、児童文学を書く方法について教えています。児童文学について学んだことが、今は役に立たなくても、卒業して社会に出た時に、何らかの形で役に立つに種になっていればいいですね。
(学)今村学園いまむらこどもえん、(福)南友会かんらんこども園、(福)みどり葉福祉会天願こども園、(福)神童福祉会アトリオとねやまこども園 他
(福)稲荷学園、(福)あけぼの会、(学)保育学園くまのだ保育園、(福)神童福祉会、(福)晴誉会、(福)寿楽福祉会 他
茨木市立園、伊丹市立園、石橋文化幼稚園、まこと幼稚園、霞ヶ丘学園、甲子園東幼稚園、梅花幼稚園、箕面学園付属幼稚園、山手幼稚園、やまなみ幼稚園、大和幼稚園、菅原天満幼稚園、百合学院 他
箕面市、寝屋川市、横浜市、高槻市、豊中市、大阪市の公立小学校、(学)智辯学園和歌山小学校 他
(福)大阪水上隣保館、(福)聖家族の家、(福)京都社会福祉協会、(福)慶徳会、(福)児童養護施設南河学園、(福)今川学園 他
(株)ポピンズ、(株)クラ・ゼミ、Animo(株)、(株)ピースリー本舗、(株)小学館集英社プロダクション小学館アカデミー保育園 他
大人的かつ女性的なセンスに加え、こどもたちを魅了する温かさがあふれる企画案を多数拝見し、企業だけではつくりえない大きな価値を感じております。『へんてこアニマルカードゲーム』は、こども教育学科の学生さんだからこその視点で、こどもが英語に興味を持って学べる工夫が満載の商品になりました。私も実際に小学生のこどもと何度も遊んで最高に盛り上がっています!
第1弾のカードゲームは初回ロットを数日で売り切りました。これからも学生のみなさんとの新しいチャレンジができることを楽しみに、胸を躍らせております。
代表取締役社長
藤原 悦さん