ITリテラシーや情報モラルの基礎を身につけ、資料検索や文章構成等について生成AIの活用方法を探り、より質の高い議論やプレゼンテーションの実践をめざします。また、将来、校園等での個別最適な学びや豊かな創造力を育む教育にいかせる学科ならではの学びも想定しています。
保育士資格
+幼稚園教諭免許
++α資格
※認定こども園に就職するためには保育士資格・幼稚園教諭免許の両方の取得が必要になります。
※保育士資格は児童福祉施設(児童館・乳児院・児童養護施設・障害児施設など)に就職するために必要になります。
幼稚園教諭免許
+小学校教諭免許
++α資格
保育士資格
+幼稚園教諭免許
+小学校教諭免許
++α資格
保育士資格
or幼稚園教諭免許
or小学校教諭免許
++α資格
※+α資格は、主専攻資格(保育士・幼稚園教諭一種免許状・小学校教諭一種免許状)の組み合わせや時間割により、取得できないものもあります。
本専攻ではこどもに関する専門的な知識を土台にし、「創作」「音楽」「体育」といった「表現」の分野もバランス良く学びます。さらに、こどもの「遊び」を通した豊かな学びの実際を知り、保育実践できる保育者をめざします。この4年間の学びによって、健康で感性豊かな心優しいこどもをはぐくむことができる保育士や幼稚園教諭を養成します。
教員は人間の成長に直接関わることのできる魅力ある職業です。本専攻では小学校における学習指導や生徒指導とともにその土台となる幼児教育について、実践的、体系的に学びを深めます。また大学での学びと関連して、現場での体験活動や教育実習を通して、幼児・児童に対する教育的愛情、人間性や実践力等の資質・能力を備えた教員を養成します。
イタリアやカナダなど海外のこども文化とその歴史にふれて、見聞を広めるとともに、現地の保育・教育・子育て事情などについても学びます。
※2023年度の実施例です。
※行き先、スケジュールは変更になる場合があります。
2023年度はカナダのトロント、モントリオールで研修を行いました。3つの視察先では、カナダの多文化主義政策、多様性重視の文化に触れながら、子どもたちと直接関わることもできました。その中で、印象に残った言葉が「子どもたちが学ぶことを愛す」です。子どもたちの学びたいことやりたいこと、感情そのものを引き出し表現できる環境があることに気づきました。また、研修の合間には観光もありました。食事や自由行動等の際には、学内では交流の少ない他学年や引率の先生方と交流ができ、一緒に楽しい思い出作りをすることができました。
こども教育学科では、他大学に比べてめずらしく、保育士資格・幼稚園教諭一種免許状・小学校教諭一種免許状の3つを同時に取得することができます。さらにこれらの資格を中心にして、あなたの興味・関心、将来なりたい職業に合わせて自由にその他の資格を組み合わせることができます。
資格を取得するためには必ず実習に行きます。1年次は3日間の現場体験(幼稚園もしくは小学校)、2年次は保育所や児童館、児童発達支援センターでの実習、3年次はこどもの福祉施設での宿泊実習を行います。また、約3週間の教育実習(幼稚園もしくは小学校)があります。実習に向けての準備はたくさんありますので、心配や不安が大きいかもしれません。こども教育学科ではすべての実習指導において少人数制クラスを実現し、きめ細かなサポートをしています。質問をしやすい学習環境で、充実した実習に向けての準備を進めます。
こども教育学科では、実習以外に、保育所・幼稚園・小学校などの先生の授業や講話、現場体験の授業、こどもに関わるボランティアやアルバイトの機会が多くあります。実際に現場の話を聞き、現場で体験することによって、学年を重ねるごとにあなたの将来像がかたまっていきます。
ピアノは初めてでも大丈夫です。こども教育学科は他大学に比べてめずらしく、初心者向けの入門科目を含めてピアノの授業を3年間受けることができます。授業の空き時間に練習できる個人レッスン室もあり、一人ひとりのペースに合わせた、ピアノが上達するためのサポート体制が充実しています。
こども教育学科の演習授業では、将来につながる実践力を身につけるための丁寧な指導を行っています。保育所や幼稚園の保育室や小学校の教室を想定した演習室で、模擬保育や模擬授業をすることにより、互いに学びあいながら、保育力・指導力を高めています。
こども教育学科では、保育士資格、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状の取得に必要な実習を次のように行います。保育所・幼稚園は「自然体験」や「表現活動」の教育に力を入れている保育・教育施設、小学校は茨木市・高槻市の公立学校と連携しています。なお、小学校教諭一種免許状の取得希望者は、教育実習の他に社会福祉施設で5日間、特別支援学校で2日間の介護等体験を行います。
実習名 | 実習先 | 実習期間 | 実習内容 | |
---|---|---|---|---|
1年 | 幼稚園現場体験 | 幼稚園 | 9月中 3日間 | 幼稚園や認定こども園で各年齢クラスでの保育を実際に体験します。 |
小学校現場体験 | 小学校 | 9月中 3日間 | 小学校で各学年クラスでの教育を実際に体験します。 | |
2年 | 保育実習Ⅰ(保育所) | 保育所 | 夏休み中 10日間 | 保育所や認定こども園で、保育の基礎を学びます。 |
保育実習Ⅱ(保育所) または 保育実習Ⅲ(通所施設) |
保育所 | 春休み中 10日間 | 保育所や認定こども園で、保育の実践力を学びます。 | |
通所施設 | 春休み中 10日間 | 児童館や児童発達支援センターで、こどもへの遊びを通した支援や療育を体験します。 | ||
3年 | 保育実習Ⅰ(施設) | 入所施設 | 春休み中 10日間 | 乳児院や児童養護施設等で、さまざまな年齢のこどもへの支援を体験します。 |
教育実習(初等) | 幼稚園または小学校 | 11月中 3週間 | 幼稚園、認定こども園、小学校での実習を通して、教員としての資質・能力を培い、実践的な指導力を身につけます。 |
教員採用試験の突破をめざして、幼稚園や小学校、教育委員会に長年勤めた本学教員たちが中心となり、一年次の段階から採用試験対策講座を開催しています。過去の試験問題の解説や面接の練習はもちろん、教育現場で働く先輩教師たちとの交流も行っています。「教師になりたい」みなさんの夢を全力で応援します。
年4回にわたり、教職課程履修生に教職の実情や魅力に関する情報を共有する場を提供し、履修意識を高め教員採用試験合格をめざすモチベーションを高めます。
採用試験対策としての実践力を養う講座です。学内教員や外部特別講師による教員採用試験対策講座、面接対策や模擬授業、模擬試験を行います。
茨木市教育委員会及び学校と連携しながら、学校支援ボランティア(学習支援・生活支援)を行います。
ありそうでなかった学生のアイデアが次々商品化
チームで話し合い、創意工夫した知育玩具のプレゼンテーションを経て「楽しく学べる英語教材」が、「英語で合体!へんてこアニマルカードゲーム」として2020年11月発売。発送豊かな学生のアイデアと試作品が教材・教育玩具のプロによりブラッシュアップされ、5000個が数日で完売。以降も続々と本学生のアイデアが商品化され新たな視点で価値を生み出しています。
こども目線で届ける 絵本読み聞かせ
文学のまち茨木市にちなんで、本をテーマに旅する気分でゆったり過ごそうというイベント「BOOK TRAVEL」。茨木市の文化・子育て複合施設「おにクル」で、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭をめざす学生が、こどもたちに手遊びや大型絵本の読み聞かせを行っています。
「あったらいいな」を段ボールを使って表現
こども教育学科の2年次が「自分たちの『あったらいいな』を段ボールで商品化する」という課題に取り組みました。知育玩具から医療機器、イベント遊具・・・等、段ボールの特性をいかしたアイデアが誕生。目久田ゼミでは、親和中学校・親和女子高等学校生徒会との3者間連携も。結果、大学生が中学生・高校生をサポートしながら、生活がより便利になるような段ボール商品アイデアを発案しました。
こどもフェスタ
梅花女子大学こども教育学科の学生が主催する、小さなお子さまのためのイベントです!お子さまと一緒に楽しめるイベント&ワークショップが盛りだくさん♪
子育てひろば こうめ
キャンパス内の保育演習室に2か月に1回、近隣の0歳~2歳の子どもたちと保護者が集い、こども教育学科の学生と一緒に楽しく遊びます。学生たちにとっても、地域の子育て家庭と触れ合う実践的な学びの機会となっています!
学校園でのボランティア活動・アルバイト
大学近隣や卒園・卒業した幼稚園や小学校でボランティア活動やアルバイトをしている学生がたくさんいます。子どもたちだけでなく、保護者や先生方とともに過ごすこと、実践的に活動することを通して、大学での学びを深め、将来の仕事に役立てています。
好奇心と向上心を持ちながら、保育・教育のスペシャリストをめざしましょう。
情報化が急速に進む社会において、今後AI(人口知能)が私たちの多くの仕事を担うようになると言われています。そのような中、決してAIでは担えない乳幼児期・児童期のこどもたちの育ちを支える保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の仕事は、今日ますます注目されています。本学科では、4年制大学ならではの保育・教育分野の高度な専門的知識・技能の習得はもちろん、学外実習を含めたさまざまな体験的な学びを通して、現場で通用する実践力を磨くことができます。また学生が主体となって企画・運営する「こどもフェスタ」、未就学児の親子が集う「子育てひろば こうめ」、教職を志す学生のための「教職チャレンジ塾」など、授業以外の活動や就職支援体制も充実しています。何事にも好奇心を抱き、常に向上心を持ちながら、こどもをはぐくむ保育・教育のスペシャリストをめざしていきましょう。
梅花女子大学
こども教育学科
学科長 藤井 奈津子 先生
未来にチャレンジするみなさんをサポートします。
こども教育学科の、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭等の資格・免許状を取得する課程では、こどもたちの健やかな成長に関わる上で求められる理論と実践力を身につけます。また、保育・教育に関わるさまざまな資格も取得できるよう、一人ひとりのキャリア形成に向けたサポートを行っています。多様化するこどもたちの成長に寄り添い支えることは、次代を担う人を育てることにつながります。梅花女子大学での学びを土台に、未来にチャレンジするみなさんをお待ちしています。
梅花女子大学
こども教育学科
教授 藤田 佳久 先生
こどもとともに育つ保育者・教育者を目指しましょう。
保育者や教育者はこどもの発達を身近に見守り援助ができる素晴らしい仕事です。一方で、こどもを取り巻く環境は厳しくもあります。こども教育学科の多彩なカリキュラムではこどもの発達に寄り添う関わりが学べるのはもちろんですが、保護者への子育て支援や地域との連携など、こどもに関わるさまざまな環境に働きかける力を養うことができます。こども教育学科で、こどもにも保護者にも地域にも対応できる、こどものスペシャリストをめざしましょう。
梅花女子大学
こども教育学科
教授 鎮 朋子 先生
ワクワクするような好奇心をくすぐる学びがあなたを待っています。
現在、考える力、判断する力とともに、表現する力の育成が求められています。本学科では、こどもに関わるさまざまな学びの中で「こどもたちがいきいきと笑顔で自己表現できるようにするにはどうすればよいか」を探ります。例えば、表現活動の一端である造形遊びは、身近にある材料や用具、場所や空間などの形や色をイメージしながら没頭して遊ぶことから始まります。こどもたちにとって遊びは想像力をはぐくむものですべての学びの基盤となっています。私たち大人は、こどもたちの繊細で豊な感性に気づき、こども理解をより深め、こどもたちの可能性を広げることができます。こどもたちが自分のやりたいことに取り組み、自分をのびのびと表現できる笑顔あふれる毎日のため、皆さんも仲間とともにワクワクするような好奇心を持って探究を重ね、自分なりの答えを見つけましょう。
梅花女子大学
こども教育学科
准教授 増野 智紀 先生
就職活動中は、チアリーディング部で培った諦めない心と元気・勇気・笑顔を心がけていました。こどもと共に成長していきたいです。
就職活動の進め方がわからないなか、先生が教えて下さる教員採用試験関連のさまざまな情報が道しるべでした。
希望していた地元での就職が叶いました。こどもたちはもちろん、地域の方々からも愛される園の一助になれるよう努力します。
「こども学会」の活動で幼児とふれあった経験が、就職活動に役立ちました。こどもたちに負けないよう、私も成長し続けます。
保育実習に真剣に取り組んだ経験から、就職活動にも自信をもってのぞめました。こどもから信頼される保育者をめざします。
豊かな教育環境と時間が約束された梅花での4年間。学業にも課外活動にも全力を尽くした努力が実を結び、小学校教諭の夢が叶いました。
児童養護施設の実習と小学校の学習支援ボランティアを経て自分の意志が明確になり、自信を持って教員採用試験に挑戦できました。
保育士以外の資格取得にも励み、幅広い視野と教養が身につきました。こどもや保護者の気持ちに寄り添える保育士をめざします。
人を思いやる優しい心をはぐくみながら、母園の園児とともに私自身も成長し続けます。そしていつか、幼稚園バスの運転手も務めたいです。
実習や園見学を通じて、保育士として働くイメージが明確になり、希望していた小規模保育園への就職にもつなげられました。
大学での学びのほか、学童保育のアルバイト、小学校のボランティアで実践力を鍛えました。こどもとともに成長できる先生をめざします。
学習支援ボランティアやテニスのインストラクターなどの指導経験をいかし、楽しい学校生活を送れるよう全力で児童をサポートしていきます。
こどもと関わる職業に就きたいと考える中、選択したのが「児童厚生員」です。聞きなれない言葉かもしれませんが、地域の児童館や放課後の児童クラブを利用するこどもたちのお世話をし、見守る職員のことです。こどもたちの話すことに耳を傾けたり、時には相談に乗ったりするのも、大切な仕事です。梅花女子大学は、この児童厚生員2級の資格が取得できる上、実習に行けることが大きな魅力で選びました。このご縁で、実習先の児童館でアルバイトをすることができ、いろいろ経験できたことが自分の大きな強みとなりました。児童館では、歌ったりすることもあるのですが、実を言うとピアノが苦手でした。大学時代に先生に相談すると、個別に、丁寧に指導して下さり、克服することができました。児童厚生員をめざすに当たって重要なのは、語彙力だと実感しています。こどもの目線で、どうやったら理解してもらえるか。試行錯誤と勉強の日々が続いています。
[取得資格] 児童厚生員2級資格 幼稚園教諭 保育士資格
「こどもと関わる仕事がしたい」と漠然と考えていたのですが、ボランティア活動に参加して実際にこどもと関わったり、教育について学んだりして、教えることの楽しさ・難しさを実感。そこから「先生になって腕を磨きたい」という気持ちが強くなりました。こういった志を共有できる仲間がたくさんいたのが梅花女子大学です。少人数の授業が多かったので、小学校教諭を目指す人達で交流しやすく、不安や課題を共有し合えました。自身は、性格が積極的ではない部分があったので、私にとってはとても良い環境でした。また、授業「教育実践演習」では、教育実習で得た学びをもとに、これから実際の学校で教えるのにあたり必要なことを丁寧に教えていただき、この授業で考えたことが、いまとてもいきています。特別支援学級の担任として、試行錯誤する日々ですが、一人ひとりに合った学習教材を準備することや、特性に合った支援の仕方など丁寧な教えを心がけています。
[取得資格] 小学校教諭1種・幼稚園教諭1種
大学生活で印象に残っている授業は、小学生の前で絵本の読み聞かせをさせて頂いた事です。こどもたちの反応に直接触れる事で、結果”こうしたらよかったのでは”など自分の至らないところを発見する事が出来ました。仕事をする中で、こどもたちの思いを上手に汲み取れない時などは、やるせない気持ちになります。しかし、こどもと日々過ごす中で徐々にこどもの気持ちを理解できるようになりますし、こどもたちが話せなかった言葉を話せる様になると共に嬉しくなります。こどもの成長を間近に実感できることが施設職員のやりがいだと私は思います。保育士の活動の場はたくさんあります。これから学ぶ中で1番あう職種を楽しく!探してください!
本当は幼稚園の先生をめざしていたのですが、趣味のキャンプをいかした「キャンプカウンセラー」で小学生と関わるうち、「小学校の先生になりたい!」とひらめき、方向転換しました。算数から体育まで幅広い力が求められる小学校教諭。当初自信はありませんでしたが、過去の試験問題などを少人数で教えてくれる大学独自の「チャレンジ塾」や、何より先生たちの「あなたならできる」という言葉に背中を押されました。採用のポイントとなる面接の練習も、自分自身が納得するまで、いろんな先生に付き合っていただきました。結果、小学校教諭一種免許状のほか、幼稚園教諭一種免許状も取得できました。梅花女子大学じゃなければ、こんな結果にならなかったと思います。大学で出会った先生たちのように、私も、こどもたちに「あなたならできる」という力強い言葉で背中を押す教諭になろうと心に決めています。
正直に言います。梅花女子大学は第一志望ではありませんでした!(笑)でも、就職先は第一志望に合格しました。いまは心から「梅花で良かった!」と思っています。大学に感謝しているのは「授業+α」の部分です。たとえば、保育士に欠かせないピアノの力。苦手意識があったのですが、授業「外」でも、先生が熱心に指導してくれました。ピアノは自分では弾けていると思っても実はリズムがずれていたりと、客観的な意見がとても大切です。また、保育園の実習時、先生も見にきてくれて、こどもとの関わり方で迷いがあった自分を見抜き、わざわざ電話で「ああいった時は、もっと〇〇した方がいいよ!」と的確なアドバイスと、励ましをいただきました。どの先生も「授業だけしておけばいい」という考えではなく、「+α」の部分にすごく力を入れていました。だから自信をもって、第一志望の保育園の試験に臨むことができ、合格できたと思っています。
妹が2人いて、年下のいとこたちに囲まれ…という環境の中、小学生の頃には「幼稚園の先生になる!」と決めていました。大学は少人数、資格をたくさん取れそうで、かつ美しいキャンパスが印象的だった梅花女子大学に決めました。一番印象に残っている授業は、やはり4年生の実習。約3週間、幼稚園で過ごすため「大好きなこどもたちと一緒にいられる!」と張り切っていたのですが、こどもたちの力をどう育んでいけば良いかという「指導案」を作らなければなりません。頭の中では「こうしたい」と思っていても、それをいざ文字にするとなると別の力が必要です。先生の指導を受けながら文字にするうち、楽しいだけじゃない、幼稚園教諭という責任の重さを実感しました。梅花女子大学は、試験対策の「チャレンジ塾」や、授業に集中できる環境が整っていて、自分自身、気づけば「幼稚園教諭一種」の免許状のほか、「保育士」「ベビーシッター」「リトミック指導資格1級」と、こどもに関する資格を取得することができました。こうした資格を軸に、いろんな角度からこどもの成長を見守る教諭になれればと思います。
保育士になるか、先生になるか。いろいろ考えていた時、「社会的養護」という授業で、事情により親と一緒に住むことができない2~18歳が住む「大阪水上隣保館」の存在を知りました。実習で行くうち「ひとり一人と向き合う仕事がしたい」との思いが強くなり、職員をめざし合格しました。まさに「社会的養護」という授業が私の生き方を大きく決めたわけですが、ある先生の授業も心に残っています。映画を見て、主人公の気持ちを想像し、みんなで話し合うという内容です。様々な意見を聞いた先生が最後に「どれも間違いじゃない!人の気持ちに正解はない」と話し、衝撃を受けました。そうだ、その通りだ。これが正しくて、これが間違っている。そういう線引きを単純にせず、まずはこどもの話を聞き、じっくり寄り添える職員になりたいと思います。
中学生の時、職業体験で保育園に行き、すごく楽しかったのが「保育士になりたい」と思った大きな原点です。梅花女子大学を選んだのは、いわゆる〝口コミ〟です。「親身になって教えてくれる先生が多いよ」と聞きました。実際その通りで、少人数教育の大学なので、先生との距離が良い意味で近く、分からないことや不安に思っていることをいつでも相談できる環境でした。また、実習に行く際、「一緒に行く仲間は誰になるのだろう」と正直気になったのですが、こちらも少人数教育の大学の良いところで、学生同士、ほとんどが〝顔見知り〟。すぐに打ち解け、現場で不安などを話し合えたのは心強かったです。また、ピアノの自主練習スペースが多いのも助かりました。保育士になったいま、仕事が楽しくて、こどもたちが楽しめる遊びを考えることに夢中になっています。初めてする遊びや手遊びをするとこどもが喜ぶのでその顔を見るために頑張っています。
[取得資格] 保育士 幼稚園教諭1種 ベビーシッター 児童厚生員2級 リトミック1級資格
幼稚園教諭をめざしたのは高校生の時。実はそれまで介護の仕事を考えていたのですが、ある先生から「幼稚園の先生に向いていると思う」と突然言われ、ピアノの経験もあったことから、挑戦することにしました。いろいろな大学を考える中、梅花のオープンキャンパスのミニ授業「絵本をつくろう」がとても楽しくて! 先生が細かく悩みにも答えて下さり、大学って正直「大人数の教室」「ほったらかし」というイメージだったのが覆され、梅花に決めました。3年生の時、4年生と一緒に学外で絵本の読み聞かせをして、4年生がたくさん悩みを聞いて下さったのも忘れられない出来事です。あと、すごく基本的なことですが、先生が私の名前をきちんと覚えてくれたのが「きめの細かい教育の象徴」と思っていて、私も幼稚園教諭として、こどもたちの名前をきちんと覚えました。これからも、こども一人ひとりの名前を呼びかけながら、成長に寄り添っていきたいと思います。
[取得資格] 幼稚園教諭免許1種 保育士資格 リトミック1級