本専攻ではこどもに関する専門的な知識を土台にし、「創作」「音楽」「体育」といった「表現」の分野もバランス良く学びます。さらに、こどもの「遊び」を通した豊かな学びの実際を知り、保育実践できる保育者をめざします。この4年間の学びによって、健康で感性豊かな心優しいこどもをはぐくむことができる保育士や幼稚園教諭を育成します。
教員は人間の成長に直接関わることのできる魅力ある職業です。本専攻では小学校における学習指導や生徒指導とともにその土台となる幼児教育について、実践的、体系的に学びを深めます。また大学での学びと関連して、現場での体験活動や教育実習を通して、幼児・児童に対する教育的愛情、人間性や実践力等の資質・能力を備えた教員を養成します。
こども教育学科では、他大学に比べてめずらしく、保育士資格・幼稚園教諭一種免許状・小学校教諭一種免許状の3つを同時に取得することができます。さらにこれらの資格を中心にして、あなたの興味・関心、将来なりたい職業に合わせて自由にその他の資格を組み合わせることができます。
資格を取得するためには必ず実習に行きます。1年次は3日間の「幼稚園現場体験」、2年次は保育所や児童館、児童発達支援センターでの実習、3年次はこどもの福祉施設での宿泊実習を行います。また、約3週間の教育実習(小学校もしくは幼稚園)があります。実習に向けての準備はたくさんありますので、心配や不安が大きいかもしれません。こども教育学科ではすべての実習指導において少人数制クラスを実現し、きめ細やかなサポートをしています。質問をしやすい学習環境で、充実した実習に向けての準備を進めます。
こども教育学科では、実習以外に、保育所・幼稚園・小学校などの先生の授業や講話、現場体験の授業、こどもに関わるボランティアやアルバイトの機会が多くあります。実際に現場の話を聞き、現場で体験することによって、学年を重ねるごとにあなたの将来像がかたまっていきます。
ピアノは初めてでも大丈夫です。こども教育学科は他大学に比べてめずらしく、初心者向けの入門科目を含めてピアノの授業を3年間受けることができます。授業の空き時間に練習できる個人レッスン室もあり、一人ひとりのペースに合わせた、ピアノが上達するためのサポート体制が充実しています。
こども教育学科の演習授業では、将来につながる実践力を身につけるための丁寧な指導を行っています。保育所や幼稚園の保育室や小学校の教室を想定した演習室で、模擬保育や模擬授業をすることにより、互いに学びあいながら、保育力・指導力を高めています。
※認定こども園に就職するためには保育士資格・幼稚園教諭免許の両方の取得が必要になります。
※保育士資格は児童福祉施設(児童館・乳児院・児童養護施設・障害児施設など)に就職するために必要になります。
※+α資格は、主専攻資格(保育士・幼稚園教諭一種免許状・小学校教諭一種免許状)の組み合わせや時間割により、取得できないものもあります。
こども教育学科では、保育士資格、小学校教諭一種免許状、幼稚園教諭一種免許状の取得に必要な実習を次のように行います。幼稚園・保育所は「自然体験」や「物語体験」の教育に力を入れている教育・保育施設、小学校は茨木市・高槻市の公立学校と連携しています。なお、小学校教諭免許状の取得希望者は、教育実習の他に社会福祉施設で5日間、特別支援学校で2日間の介護等体験を行います。
実習名 | 実習先 | 実習期間 | 実習内容 | |
---|---|---|---|---|
1年 | 幼稚園現場体験 | 幼稚園 | 9月中 3日間 | 幼稚園や認定こども園で各年齢クラスでの保育を実際に体験します。 |
小学校現場体験 | 小学校 | 9月中 3日間 | 小学校で各学年クラスでの教育を実際に体験します。 | |
2年 | 保育実習Ⅰ(保育所) | 保育所 | 夏休み中 10日間 | 保育所や認定こども園で、保育の基礎を学びます。 |
保育実習Ⅱ(保育所) または 保育実習Ⅲ(通所施設) |
保育所 | 春休み中 10日間 | 保育所や認定こども園で、保育の実践力を学びます。 | |
通所施設 | 春休み中 10日間 | 児童館や児童発達支援センターで、こどもへの遊びを通した支援や療育を体験します。 | ||
3年 | 保育実習Ⅰ(施設) | 入所施設 | 春休み中 10日間 | 乳児院や児童養護施設等で、さまざまな年齢のこどもへの支援を体験します。 |
教育実習(初等) | 幼稚園または小学校 | 11月中 3週間 | 幼稚園、認定こども園、小学校での実習を通して、教員としての資質・能力を培い、実践的な指導力を身につけます。 |
(2023年度)
教員採用試験の突破をめざして、幼稚園や小学校、教育委員会に長年勤めた本学教員たちが中心となり、一年生の段階から採用試験対策講座を開催しています。過去の試験問題の解説や面接の練習はもちろん、教育現場で働く先輩教師たちとの交流も行っています。「教師になりたい」みなさんの夢を全力で応援します。
年7回にわたり、教職課程履修生に教職の実情や魅力に関する情報を共有する場を提供し、履修意識を高め教員採用試験をめざすモチベーションを高めます。
採用試験対策としての実践能力を養う講座です。学内教員や外部特別講師による教員採用試験対策講座、面接対策や模擬授業、模擬試験を行います。
茨木市教育委員会及び学校現場と連携しながら、学校支援ボランティア(学習支援・生活支援)を行います。
「楽しく学べる英語教材」の商品化をめざし、学内でのプレゼンテーションを見事勝ち抜いた1チームが発案した「へんてこアニマルカードゲーム」が完成! 各27枚の「まえのカード」と「うしろのカード」を組み合わせると、表面ではイラストが、裏面では英語のスペルが表示される。間違った組み合わせも楽しみながら、英語を学ぶことができる。
企業COMMENT
斬新で楽しい企画をたくさん立案していただき、みなさんのアイデアの豊かさ、引き出しの多さに授業のたびに感動していました。「こどもたちが楽しさをきっかけに学びを大好きになる商品づくり」をテーマに、これからもたくさんの商品をデビューさせていきたいと考えています。一緒に取り組んでいきましょう。
学生COMMENT
私たちの案が商品化されたことを聞いて、非常に驚き、また同時にうれしく思いました。自分たちで商品を企画し創意工夫することの楽しさ、おもしろさを知る良い経験になりました。こどもたちが商品で夢中になって遊んでくれた姿が印象的でした。ルールがわからないくらい小さな子でも、絵合わせをするなど自分なりの遊び方を楽しんでくれて、こちらも「そういう遊び方もあるのか」と参考になりました。このカードは、間違える方がおもしろくて、遊びながら正解を学んでいけるところが魅力。今後もより多くの方にゲームに親しんでいただきたいと思います。
担当教員COMMENT
商品化を実現したチームは、早い段階から「かわいいイラスト」「ことば遊び」「さまざまな楽しみ方」をキーワードに挙げていました。しかし、全てを学習教材に盛り込むことは難しく、最後まで試作と議論を重ねていた姿が今でも印象に残っています。コロナ禍により、2020年度の学生はオリエンテーション、グループミーティング、プレゼンテーションの全てをオンラインで実施するという初の試みに挑戦しました。素材のコストや価格設定など、企業ならではの視点を学ばせていただき、貴重な経験ができた授業になりました。
藤田佳久教授、﨑野温代教授、目久田純一准教授
不織布、モール、メッセージカードが入った工作キットで、贈り物用のカーネーションメモスタンドをつくることができる。不織布はすぐに工作できるようにカットされているので、小さなこどももハサミを使わずに取り組めるところが魅力。工作するこどもはもちろん、プレゼントしてもらう保護者にも喜ばれそう。
学生COMMENT
学科の学びをいかして、対象年齢である幼稚園から低学年のこどもにとって、難しすぎず、簡単すぎない内容になるように工夫しました。
ふわふわの粘土で指輪やヘアピンなどのオリジナルアクセサリーをつくることができるセット。星やハートなどのシリコン型がついているので、小さなこどもも簡単に楽しむことができる。保護者の後始末が楽なよう、「色つき粘土」を使うことにもこだわった。
学生COMMENT
こどもたちが楽しくモノづくりに親しめるように工夫をしました。また、誤飲の危険性など、安全面にも気を配りました。
「おかいものシールブック」は、棚にならぶ商品の形をしたシールを、お買い物かごに移動して、お買い物ごっこを楽しむ商品。シールは大きめで、簡単な形をしているので、まだ指の巧緻性がそれほど高くないこどもも遊ぶことができる。シールのキャラクターが動物なのは、女の子だけでなく男の子にも楽しんでもらうための工夫。
学生COMMENT
教育的な要素を出しすぎず、遊びの要素を強くしようと心がけました。アイデア出しをするのは難しかったですが、挑戦してみてよかったです。
小学校の行事を題材にした楽しいすごろく!好評発売中です。
わなげとパズルと釣りが遊べるおもちゃ!好評発売中です。
NIFREL×梅花女子大学
エキスポシティ内にある新感覚水族館ニフレルにて、毎年こども教育学科の学生が絵本の読み聞かせイベントを行っています。館内でこどもたちが実際に水辺の生きものたちに親しむと同時に、おはなしの世界の中でも生きものたちと楽しむことをコンセプトにした、他の場所では味わえない読み聞かせイベントです。
未来屋書店×梅花女子大学
未来の絵本作家を応援したいと考えるイオングループの未来屋書店。グランフロント大阪「The Lab.」の梅花女子大学ブースでの出会いをきっかけに、児童文学や絵本の教育で30年以上の歴史を有する学科の取り組みに共感いただき、コラボレーションがスタート。現在は「あたらしい創作絵本大賞」への協賛を受け、大賞作品の出版・販売など取り組みを継続しています。
4年間の学びの集大成として制作するオリジナル絵本。
絵やストーリーはもちろん、製本まで学生自身が手掛けた、世界でたった1冊の絵本をWebで公開中です。
作者自らが朗読し、手作り絵本のぬくもりあふれる世界をご覧いただけます。
海外のこども文化とその歴史にふれて、見聞を広めるとともに、現地の保育・教育・子育て事情などについても学びます。
※2019年度の実施例です。
2019年度はイタリアで研修を行いました。レッジョ・エミリアやモンテッソーリ教育法といったこどもの主体性や遊びを大切にする保育方法を本場で学び、ベネチアの児童養護施設では親子への支援方法を学びました。もちろん、研修の合間には観光や美味しいものが盛りだくさん!とても充実した1週間でした。
※2023年度はカナダへの研修となります。
恵まれた学びの環境をフルに活用し、教育者としての第一歩を踏み出して。
こどもたちを取り巻く環境が大きく変化する中、保幼小接続期の「 学びに向かう力 」「 人間性 」の育成が一層重要視され、今まさに、こどもの育ちを支える保育・教育のスペシャリストが求められています。
本学科では、実績のある保育士、幼稚園教諭一種免許状とともに、小学校教諭一種免許状の取得が可能となり、キャリア選択の幅が一段と広がりました。少人数でのきめ細かな指導を通して、より深くこどもの育ちの連続性や教育に関する専門知識が学べ、模擬授業など体験的な学びを通して、現場で通用する実践力を磨くことができます。また、教員採用試験対策など、教職を志す人のためのサポート体制( 教職チャレンジ塾 )も充実しています。こどもへの深い愛情と情熱をもって『 こども教育のスペシャリスト 』をめざしましょう。
梅花女子大学
こども教育学科
学科長 﨑野 温代 先生
こども教育学科の、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭等の資格・免許状を取得する課程では、こどもたちの健やかな成長に関わる上で求められる理論と実践力を身につけます。また、保育・教育に関わるさまざまな資格も取得できるよう、一人ひとりのキャリア形成に向けたサポートを行っています。多様化するこどもたちの成長に寄り添い支えることは、次代を担う人を育てることにつながります。梅花女子大学での学びを土台に、未来にチャレンジするみなさんをお待ちしています。
梅花女子大学
こども教育学科
教授 藤田 佳久 先生
保育者や教育者はこどもの発達を身近に見守り援助ができる素晴らしい仕事です。一方で、こどもを取り巻く環境は厳しくもあります。こども教育学科の多彩なカリキュラムではこどもの発達に寄り添う関わりが学べるのはもちろんですが、保護者への子育て支援や地域との連携など、こどもに関わるさまざまな環境に働きかける力を養うことができます。こども教育学科で、こどもにも保護者にも地域にも対応できる、こどものスペシャリストをめざしましょう。
梅花女子大学
こども教育学科
教授 鎮 朋子 先生
赤ちゃんは、見つめられ優しく声を掛けられることが大好きです。その繰り返しのなかで信頼感を得、挑戦する気持ちをはぐくんでいきます。近年、視線が合わない、言葉、手の発達が月齢に追いついていないと感じる乳幼児が増えています。原因はスマホです。「これを持たせると大人しくなるから…」と安易に手渡すことの危険性に、私達大人は早く気づかなければなりません。赤ちゃんの目を見つめ、心を込めて接する大切さを共に学んでいきましょう。
梅花女子大学
こども教育学科
准教授 花房 ナオミ 先生
みなさんは、大学生活に何を期待しますか?大学における4年間は、社会に羽ばたくための4年間です。みなさんの人生を方向付けるといってもいいでしょう。こども教育学科では、保育士、幼稚園、小学校教諭をはじめ、こどもに関するさまざまな資格を取得することができます。いわば、こどもについてのスペシャリストになることができるのです。こども教育学科は、こども学科として2010年にスタートし、多くの先輩が専門職として活躍しています。あなたも、私達と一緒に、自分の可能性を追求しませんか?
梅花女子大学
こども教育学科
教授 井元 真澄 先生
豊かな教育環境と時間が約束された梅花での4年間。学業にも課外活動にも全力を尽くした努力が実を結び、小学校教諭の夢が叶いました。
児童養護施設の実習と小学校の学習支援ボランティアを経て自分の意志が明確になり、自信を持って教員採用試験に挑戦できました。
保育士以外の資格取得にも励み、幅広い視野と教養が身につきました。こどもや保護者の気持ちに寄り添える保育士をめざします。
人を思いやる優しい心をはぐくみながら、母園の園児とともに私自身も成長し続けます。そしていつか、幼稚園バスの運転手も務めたいです。
実習や園見学を通じて、保育士として働くイメージが明確になり、希望していた小規模保育園への就職にもつなげられました。
中学生の時、職業体験で保育園に行き、すごく楽しかったのが「保育士になりたい」と思った大きな原点です。梅花女子大学を選んだのは、いわゆる〝口コミ〟です。「親身になって教えてくれる先生が多いよ」と聞きました。実際その通りで、少人数教育の大学なので、先生との距離が良い意味で近く、分からないことや不安に思っていることをいつでも相談できる環境でした。また、実習に行く際、「一緒に行く仲間は誰になるのだろう」と正直気になったのですが、こちらも少人数教育の大学の良いところで、学生同士、ほとんどが〝顔見知り〟。すぐに打ち解け、現場で不安などを話し合えたのは心強かったです。また、ピアノの自主練習スペースが多いのも助かりました。保育士になったいま、仕事が楽しくて、こどもたちが楽しめる遊びを考えることに夢中になっています。初めてする遊びや手遊びをするとこどもが喜ぶのでその顔を見るために頑張っています。
[取得資格] 保育士 幼稚園教諭1種 ベビーシッター 児童厚生員2級 リトミック1級資格
幼稚園教諭をめざしたのは高校生の時。実はそれまで介護の仕事を考えていたのですが、ある先生から「幼稚園の先生に向いていると思う」と突然言われ、ピアノの経験もあったことから、挑戦することにしました。いろいろな大学を考える中、梅花のオープンキャンパスのミニ授業「絵本をつくろう」がとても楽しくて! 先生が細かく悩みにも答えて下さり、大学って正直「大人数の教室」「ほったらかし」というイメージだったのが覆され、梅花に決めました。3年生の時、4年生と一緒に学外で絵本の読み聞かせをして、4年生がたくさん悩みを聞いて下さったのも忘れられない出来事です。あと、すごく基本的なことですが、先生が私の名前をきちんと覚えてくれたのが「きめの細かい教育の象徴」と思っていて、私も幼稚園教諭として、こどもたちの名前をきちんと覚えました。これからも、こども一人ひとりの名前を呼びかけながら、成長に寄り添っていきたいと思います。
[取得資格] 幼稚園教諭免許1種 保育士資格 リトミック1級
こどもと関わる職業に就きたいと考える中、選択したのが「児童厚生員」です。聞きなれない言葉かもしれませんが、地域の児童館や放課後の児童クラブを利用するこどもたちのお世話をし、見守る職員のことです。こどもたちの話すことに耳を傾けたり、時には相談に乗ったりするのも、大切な仕事です。梅花女子大学は、この児童厚生員2級の資格が取得できる上、実習に行けることが大きな魅力で選びました。このご縁で、実習先の児童館でアルバイトをすることができ、いろいろ経験できたことが自分の大きな強みとなりました。児童館では、歌ったりすることもあるのですが、実を言うとピアノが苦手でした。大学時代に先生に相談すると、個別に、丁寧に指導して下さり、克服することができました。児童厚生員をめざすに当たって重要なのは、語彙力だと実感しています。こどもの目線で、どうやったら理解してもらえるか。試行錯誤と勉強の日々が続いています。
[取得資格] 児童厚生員2級資格 幼稚園教諭 保育士資格
「こどもと関わる仕事がしたい」と漠然と考えていたのですが、ボランティア活動に参加して実際にこどもと関わったり、教育について学んだりして、教えることの楽しさ・難しさを実感。そこから「先生になって腕を磨きたい」という気持ちが強くなりました。こういった志を共有できる仲間がたくさんいたのが梅花女子大学です。少人数の授業が多かったので、小学校教諭を目指す人達で交流しやすく、不安や課題を共有し合えました。自身は、性格が積極的ではない部分があったので、私にとってはとても良い環境でした。また、授業「教育実践演習」では、教育実習で得た学びをもとに、これから実際の学校で教えるのにあたり必要なことを丁寧に教えていただき、この授業で考えたことが、いまとてもいきています。特別支援学級の担任として、試行錯誤する日々ですが、一人ひとりに合った学習教材を準備することや、特性に合った支援の仕方など丁寧な教えを心がけています。
[取得資格] 小学校教諭1種・幼稚園教諭1種
大学生活で印象に残っている授業は、小学生の前で絵本の読み聞かせをさせて頂いた事です。こどもたちの反応に直接触れる事で、結果”こうしたらよかったのでは”など自分の至らないところを発見する事が出来ました。仕事をする中で、こどもたちの思いを上手に汲み取れない時などは、やるせない気持ちになります。しかし、こどもと日々過ごす中で徐々にこどもの気持ちを理解できるようになりますし、こどもたちが話せなかった言葉を話せる様になると共に嬉しくなります。こどもの成長を間近に実感できることが施設職員のやりがいだと私は思います。保育士の活動の場はたくさんあります。これから学ぶ中で1番あう職種を楽しく!探してください!
今は、幼稚園の先生として年少組の担任をしています。私の働く園では、こども達の主体性をとても大切にしており、こどもが「やりたい!」と思ったことを思いっきり楽しめるような環境や保育を意識しています。この様な保育環境を創るのは難しいですが、悩んだ時は授業で学んだ幼児体育を思い出します。「こどもの目線になり気付く」を心がけて、こども達のちょっとした発言や興味を見逃さず保育の中に取り入れる様に日々努力しています。また、こども達と共に新しい発見をしながら一緒に楽しい!を沢山感じながら、より良い保育を目指しています。こども達と一緒に日々成長できる事が幼稚園教諭の魅力だと、私は思っています!
現在、私は0歳児の担任をしています。一人ひとりの性格や発達が異なるので、そのこどもにどのような声掛けや関わりをしたらよいのか、またどんな遊びや制作を展開していけば良いか、試行錯誤しながら保育をしています。毎日、大変忙しいですが"歩けるようになった""しゃべれるようになった"等、こどもの成長を身近に感じ、できたことの嬉しさを共有できることにやりがいを感じています。保育では経験することが大切なので、みなさんも失敗を恐れず様々なことに挑戦して、自分なりの関わり方を見つけて下さい。得意なことがあると、コミュニケーションの1つにもなるので特技を持っておくこともいいと思います。大学で楽しく学んで自分の保育を見つけて下さいね。
本当は幼稚園の先生をめざしていたのですが、趣味のキャンプをいかした「キャンプカウンセラー」で小学生と関わるうち、「小学校の先生になりたい!」とひらめき、方向転換しました。算数から体育まで幅広い力が求められる小学校教諭。当初自信はありませんでしたが、過去の試験問題などを少人数で教えてくれる大学独自の「チャレンジ塾」や、何より先生たちの「あなたならできる」という言葉に背中を押されました。採用のポイントとなる面接の練習も、自分自身が納得するまで、いろんな先生に付き合っていただきました。結果、小学校教諭一種免許状のほか、幼稚園教諭一種免許状も取得できました。梅花女子大学じゃなければ、こんな結果にならなかったと思います。大学で出会った先生たちのように、私も、こどもたちに「あなたならできる」という力強い言葉で背中を押す教諭になろうと心に決めています。
正直に言います。梅花女子大学は第一志望ではありませんでした!(笑)でも、就職先は第一志望に合格しました。いまは心から「梅花で良かった!」と思っています。大学に感謝しているのは「授業+α」の部分です。たとえば、保育士に欠かせないピアノの力。苦手意識があったのですが、授業「外」でも、先生が熱心に指導してくれました。ピアノは自分では弾けていると思っても実はリズムがずれていたりと、客観的な意見がとても大切です。また、保育園の実習時、先生も見にきてくれて、こどもとの関わり方で迷いがあった自分を見抜き、わざわざ電話で「ああいった時は、もっと〇〇した方がいいよ!」と的確なアドバイスと、励ましをいただきました。どの先生も「授業だけしておけばいい」という考えではなく、「+α」の部分にすごく力を入れていました。だから自信をもって、第一志望の保育園の試験に臨むことができ、合格できたと思っています。
妹が2人いて、年下のいとこたちに囲まれ…という環境の中、小学生の頃には「幼稚園の先生になる!」と決めていました。大学は少人数、資格をたくさん取れそうで、かつ美しいキャンパスが印象的だった梅花女子大学に決めました。一番印象に残っている授業は、やはり4年生の実習。約3週間、幼稚園で過ごすため「大好きなこどもたちと一緒にいられる!」と張り切っていたのですが、こどもたちの力をどう育んでいけば良いかという「指導案」を作らなければなりません。頭の中では「こうしたい」と思っていても、それをいざ文字にするとなると別の力が必要です。先生の指導を受けながら文字にするうち、楽しいだけじゃない、幼稚園教諭という責任の重さを実感しました。梅花女子大学は、試験対策の「チャレンジ塾」や、授業に集中できる環境が整っていて、自分自身、気づけば「幼稚園教諭一種」の免許状のほか、「保育士」「ベビーシッター」「リトミック指導資格1級」と、こどもに関する資格を取得することができました。こうした資格を軸に、いろんな角度からこどもの成長を見守る教諭になれればと思います。
保育士になるか、先生になるか。いろいろ考えていた時、「社会的養護」という授業で、事情により親と一緒に住むことができない2~18歳が住む「大阪水上隣保館」の存在を知りました。実習で行くうち「ひとり一人と向き合う仕事がしたい」との思いが強くなり、職員をめざし合格しました。まさに「社会的養護」という授業が私の生き方を大きく決めたわけですが、ある先生の授業も心に残っています。映画を見て、主人公の気持ちを想像し、みんなで話し合うという内容です。様々な意見を聞いた先生が最後に「どれも間違いじゃない!人の気持ちに正解はない」と話し、衝撃を受けました。そうだ、その通りだ。これが正しくて、これが間違っている。そういう線引きを単純にせず、まずはこどもの話を聞き、じっくり寄り添える職員になりたいと思います。
大学での学びのほか、学童保育のアルバイト、小学校のボランティアで実践力を鍛えました。こどもとともに成長できる先生をめざします。
学習支援ボランティアやテニスのインストラクターなどの指導経験をいかし、楽しい学校生活を送れるよう全力で児童をサポートしていきます。
自分の世界を表現し、海外でも活躍する絵本作家に。
絵本作家として、絵本の制作や展示会などを行っています。幼い頃から絵を描くことが好きで絵本に関心もあったので、大学在学中も絵本の制作に明け暮れていました。絵本や児童文学について学び、多くの良い作品に出合えたこと、また産学連携企画で仕事に対する責任感を学んだことは現在にも良い影響を与えてもらっていると思います。思い描いた世界を絵本にうまく表現できた時や、それが伝わった時、こどもたちが楽しんでくれた時はやりがいを感じます。これからも絵本を作り続け、国内外問わず活躍できる作家をめざします!
原稿を執筆する前にファンレターのお返事を書くのが習慣です。
児童文学を中心に、単行本や文庫本の執筆をしています。作家デビューしてから書いた作品は100冊以上。本を読んだこどもたちから届く手紙がエネルギー源ですね。毎日、執筆の前に必ずお返事を書くようにしています。
母校の梅花で講師として学生とふれ合っています。
作家として執筆するかたわら、絵本教室の講師、梅花をはじめとする大学の講師をしています。作家業では、絵本から大人向けの小説まで幅広い作品を執筆。2016年には母の認知症の介護をもとに書いた『ばあばは、だいじょうぶ』を出版。第63回青少年読書感想文コンクールの課題図書にも選ばれたんです。梅花では、週に1回、児童文学を書く方法について教えています。児童文学について学んだことが、今は役に立たなくても、卒業して社会に出た時に、何らかの形で役に立つに種になっていればいいですね。
福)山善福祉会、(学)御幣島学園、(福)照法福祉会、(福)裕榮福祉会、(福)神童福祉会 他
(福)あおば福祉会、(福)つつみ会、(福)愛光福祉会、(福)真清福祉会 他
茨木市立園、伊丹市立園、宝塚市立園、(学)ひじり学園、(学)あけぼの学園、(学)報恩寺学園、(学)城星学園、(学)京都聖パウロ学園、(学)山田学園 他
茨木市立校、吹田市立校、高槻市立校、池田市立校、寝屋川市立校、相模原市立校 横浜市立校、智辯学園和歌山小学校 他
大阪市立修徳学院、神戸市立若葉学園、(福)大阪水上隣保館 、(福)四恩学園、(福)聖家族の家 他
(株)しんきエンジェルハート、(株)パソナフォスター、(株)ベネッセスタイルケア、(株)コペル、(株)ミライト・ワン、(株)成学社、(株)リゾートトラスト、(株)大黒天物産、(株)アールインタラクティブ 他
大人的かつ女性的なセンスに加え、こどもたちを魅了する温かさがあふれる企画案を多数拝見し、企業だけではつくりえない大きな価値を感じております。『へんてこアニマルカードゲーム』は、こども教育学科の学生さんだからこその視点で、こどもが英語に興味を持って学べる工夫が満載の商品になりました。私も実際に小学生のこどもと何度も遊んで最高に盛り上がっています!
第1弾のカードゲームは初回ロットを数日で売り切りました。これからも学生のみなさんとの新しいチャレンジができることを楽しみに、胸を躍らせております。
代表取締役社長
藤原 悦さん